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⁑調理台下の引き出しが重い場合は立体構造にリフォーム

調理台下の引き出し

調理台下の引き出しが重い場合は、引き出しの構造が原因かもしれません。よくあるのは引き出しひとつが大きいパターンで、中に大量の調理器具を収納していたら、重くなるのは当然です。そうすると、開け閉めをするのが大変で、身体に負担がかかります。スムーズに開け閉めできなければ、ストレスも溜まるでしょう。また、スライド式の引き出しだと、重さによってスライドレールが壊れる恐れがあります。さらに、収納する調理器具が重なることが多く、目当てのものを取り出すのも困難です。そのような時は、立体構造の引き出しにリフォームすることを考えると良いでしょう。

立体構造にリフォーム

立体構造の引き出しは基本的に、引き出しひとつひとつのサイズが小さいです。そのため、小分けの収納が可能で、引き出し単体が重くなりにくいです。底が浅いので、目当ての調理器具を取り出すことも難しくなく、収納する引き出しの位置さえ覚えてしまえば、スムーズに出し入れができるでしょう。大きい引き出しだと、内側にもうひとつ別の引き出しを設けられる場合もあります。重いものを収納する下段の引き出しに多いタイプで、内側は上下2段の立体構造になります。そして、引き出した際にまず表に出るのは、下段の方だけです。上の方は、引き出した部分の奥に手を入れて、再度引き出す形です。そうして、引き出す際の重さを分散させられるわけです。それを上手に活用すると、大量の調理器具を収納しながら、引き出す時の負担は減らせます。

立体構造の引き出しへのリフォームは、比較的簡単にできる場合があります。キッチンのリフォ―ムといえば、全体を交換するため、大掛かりになるというイメージを持たれがちです。しかし、引き出しだけであれば、調理台は残しながら交換することも不可能ではありません。既存の引き出しが簡単に分解できるようになっている場合に限られますが、費用をリーズナブルに抑えながら、短期間でリフォームを完了させられます。